だんき会



オジンの役割

 竹馬、メンコ、釘刺し、スイライ、チャンバラ…。
 昔の子供の遊びを懐かしんでいるのではありません。そんな時代を育ったオジンが、今どきのゲーム機や電動のおもちゃで遊ぶ孫たちを見ると何故か不安に思うのです。現にマッチやナイフを自在に使えない子ども達を見ると「これでいいのだろうか」と思ってしまいます。

 手作りでは、ちょっとした工作の中にも先人の知恵がいっぱい詰まっています。ゲーム機を使う子供にスゴイとは思いますが、ナルホド…と思わせる知恵は身につくのでしょうか。

 手作りで遊んだ時代と今のITの時代の両方を知っているのは我々オジンだけです。それ故に、世の中がIT一辺倒の今だからこそ、先人の知恵を孫たちの後世に伝えるのがオジンの大切な役割だと思うのです。

なぜ学校を支援するのか

 
子供の体験活動支援に、なぜ大人が手伝うのでしょうか。以下は、ある講座で聞いた話を受け売りで紹介します。

 1、便利になった生活のおかげで忘れてしまった知識や知恵を次の世代に伝える役割があります。

 2、先生よりも地域の人の方がよく知っていて、子供のためになる場合もあるんです。

 3、子供の家庭によって、その家の常識が世間では非常識という事もあります。家庭によって子供たちのレベルは違うんです。

 4、地域の大人と一緒になっての活動は、子供たちの「ふるさと作り」になるかもしれません。

 5、活動は細く、長く…。そのためには後に続く人を育てる事が大切です。

 6、こうした活動の一番の効果は、実は私たち自身の認知症予防に役立っているんです。

学童支援


 ヒョウタンに絵を描こう
平成23年8月
 農園で作ったヒョウタンは学童支援活動に使います。ヒョウタンの絵付けにはデコパージュ、絵を描く、墨流しなどがありますが、支援する私たちの一番楽な「マーカーで絵を描く」絵付けを行いました。

 まず、ヒョウタンを置くための座ぶとんの代わりに、ひもで輪っかを作ります。ひもをヒョウタンの座りのいい大きさの輪にして結び目をテープで止めるだけですが、低学年では難儀なようです。

 絵付けには発色のきれいなポスカを使いました。模様を描く子や顔、動物などを描く子など個性豊かです。一生懸命に描いている先生を覗くと「自分の、」と言う。ヒュウタンという変てこな物の魔力でしょうか、手のひらほどの絵に魅了されたようです。

(追記)……26年は小さなヒョウタンなので、頭部の口からヒモで吊るすよ
うにしました。ランドセルなどに飾って貰えるといいなあ。

■実施実績 *H21年-1回/21名 *H22年-1回/30名
*H23年-2回/69名 *H25年-2回/69名  *H26年-2回/55名
*H29年-2回/56名

 輪ゴム鉄砲を作って遊ぼう
平成23年8月
 少しの材料代で楽しめる工作は…、と思いついたのが輪ゴム鉄砲です。割
り箸鉄砲ともいいますが、ここでは「輪ゴム鉄砲」と呼んでいます。

 割りばしを輪ゴムで止めながら鉄砲を作り、輪ゴムを先端から引き金に引
っかけて撃つ。子どもたちは輪ゴムで縛るという事に慣れていない様で、な
かなか出来ません。出来上がったら自分用に色を塗る。 そして、射撃競技
会 です。1.5mくらいの距離ですが、当たらないとガッカリ、命中すると得
意げです。

■実施実績 *22年-1回/34名 *23年-4回/99名 *24年-2回/80名
*25年-1回/38名 *29年-2回/48名
      

 竹トンボを作って飛ばそう









平成23年8月
 小学5年生以上を対象にしたかったのですが、小学校は45分授業なので
時間的に難しい。ならばと試しに下草野小のコスモスクラブで夏休みに竹ト
ンボ作りをやってみました。

 1年生が半数近くなので、材料の羽根材は穴をあけておきます。ローソク
であぶって羽根をねじり、軸をつけます。仕上げにマーカーで色をつければ
完成で、体育館で飛行競技会を行いました。

 羽根が取れたり、曲がって飛んだりであまり飛びません。低学年ではちよ
っと無理かな?…でも、楽しそうで一生懸命でした。

■「どこたけ@竹とんぼ」の竹皮ひねり竹トンボを指導しています。

■実施実績 *H22年-1回/12名 *23年-1回/14名 *24年-4回/104名
*25年-1回/13名 *29年-2回/32名


 カブトムシ相撲
平成23年8月
 カブト虫に子供たちは大騒ぎです。本物を目の前にして、恐る恐る手を出す
子、1人1匹づつと聞いて、怖がっていた子も手でつかみます。実はブリーダ
ーをしている仲間のミヨシさんから「カブトムシ対決をしたら子供が喜ぶだろ
う」と成虫を貰ったのです。結果は、担当の先生からも「子供らの目の色が違
う」と喜んでいただきました。

 初回は、瓶にマットとエサのゼリーを添えて持ち帰りをしてもらいました
が、2回目は瓶の代用にペットボトルで虫かご作りの工作をしまた。3回目は
「カブトムシが足らん」という訳で取り止めになりました。ただ予定の学校か
らは、「約束が違う」と不満がいっぱいでした。

 後になって、8月初めにさなぎが孵化し、元気なオスは3週間の寿命だと教
わり、「知らなんだ」と反省しています。

(追記)……カブト虫が足りずに中止した学校に、24年にはカブト虫を30匹ほど届けました。届けたヒデオさん
の話では「大変によろこんで…」くれたそうです。
 25年からは、「相撲」はいまいちなので見せて遊んでもらうようにしています。

■実施実績 *23年-2回42名

 紙芝居と手品
平成23年8月
 昔が懐かしい紙芝居。子供らに聞いたら「浅井落城の物語」とのリクエスト
です。「おまんらには、難しい」と言いつつ始めましたが、やっぱりちょっと
キツそうです。演者自作の「湖北のぼたもち」など3題を上演しました。紙芝
居だけでは飽きるので、クイズをはさんで次は手品です。子供は素人芸と見透
かしてネタを探しに来ます。

(追記)……だんき会には紙芝居の出来る人は松井さんしかいません。手品は
一休会の富田さんに応援出演をしてもらっています。

■実施実績 *22年-1回 *23年-1回35名
 

 かぶと虫の村
平成24年6月
   ミヨシさんの飼っているカブト虫を子供たちに見せて
やろう、と彼の提案で長浜北小学校に「かぶと虫の村」
飼育小屋を置かせてもらいました。

 卵が幼虫になり、さなぎに成長して脱皮してカブトム
シが出てくる…。小屋の中には  50匹ほどの幼虫が入っ
ています。「土の中を掘ってもいいですか?」と教頭先
生が聞きます。カブト虫も今は土の中です。「やさしく
扱ってください」「角が出来てサナギになったら触れな
いように」と説明しましたが、隠れているものは見たい
のが人情です。

 シャボン玉で遊ぼう
平成26年7月
 家庭にある台所洗剤、砂糖、洗濯ノリを使ってシャボン液作り。子ども達に各自コップ1杯分を作って貰いまし
た。ストローで吹くとシャボン玉が出来るでしょうか?。吹いてもらったら小さなシャボン玉がひとつ…。ストロ
ーの端に切り込みを入れてタコの足のようにしてみたら、だいぶ良くなりました。

 まずは「手の上に乗るシャボン玉」に挑戦です。1回目の学校では、あまり興味が無さそうでした。しかし3ツ
目の学校では皆が一生懸命で、全員が手に乗るシャボン玉ができました。 
   なが〜いシャボン玉には、金魚すくいの枠を使いました。子ども達は走り回って楽しそうです。針金で作った30センくらいの輪になると、ちょっと難しい。

■実施実績 *H26年-3回/63名
*27年1回/31名 *28年-1回/13名
*29年/14名

 紙ヒコーキを作って飛ばそう
平成26年8月
 牛乳パックで作るつもりでしたが大人でもちょっと難しい。切り紙飛
行機に変更して、キャノンHPから型紙をダウンロードすることにしま
した。

 型どおりにハサミで切るのは案外うまく出来ましたが、ノリづけが失
敗でした。ボンドやスティックのりなどグループごとにまちまちで、ボ
ンドは乾きません。思った以上に時間がかかって、別の折り紙飛行機を
作るまでは出来ませんでした。

 ともかく体育館で「試験飛行」となりましたが、この頃にはヒコーキ
がヨレヨレになってしまった子もいました。

■実施実績 *26年-1回/41名

 ふしぎな科学マジック
平成27年8月
 米村でんじろうさんのマネをして、ふしぎな科学実験をマジックにしてみました。小学低学年でも分かるようにしたつもりでしたが…。

 「ザルで水がすくえるか」「五円玉の穴にえんぴつが通るか」などの質問に「ハイ!ハイ!」と手が挙がり、次々に挑戦しますがいずれも失敗です。しかし、「出来ない」と結論せずにやってみる子ども達のチャレンジ精神はすごいと思いました。

 玉子のコマや逆立ちコマでは、回して遊ぶのに熱中しています。とにかく子ども達は見るだけではなく、やってみたいようです。
■実施実績 *27年-5回/170名 *28年-4回/114名 *29年-2回/66名