だんき会



雑草という名の植物

 草も木も花も、人の気持ちを穏やかにしてくれます。しかし人は勝手なもので、気に入らない草を雑草(ざっそう)といい、売れない樹木を雑木(ぞうき)と呼びます。

 「雑草という名の植物はない」と昭和天皇は侍従をたしなめられたと聞きます。でも、前栽(せんざい)などで人が管理する限りにおいては、雑草は取り除き、きれいな花や美しい木とすべきでしょう。

 しかし、雑草と呼ぶ草も使い方で甲子園球場のツタになります。高月町ではヒメイワダレソウという草をボランティア団体が育てて、広場の周りなどに植えて景観を守っています。こうなると簡単に雑草とは呼べません。

葉刈りは芸術

 庭木があると無機質な建物を和らげます。しかも町並みで見る庭木にはその空間に合った大きさや形があるのです。それ故に葉刈りや剪定作業は、生き生きとしてしかも周辺と調和のとれた風景に作り直す芸術だと思うのです。

 樹木は人が手入れをして初めて庭木となります。植えた人の気持ちを思いやって精気みなぎる木に育てていく事が、葉刈りや剪定の作業では大切だと思います。
 

葉刈り


 ディサービスさくら番場
平成23年11月
 さくら番場は民家の一角に建てられました。そのため前
栽がそのまま残っています。

 「世話をする人は?」と聞いたら「誰もいやはれへん」
との事で、今年からだんき会がすることにしました。長い
間、手入れがされていないようです。また人が変わると思
いが違うので、最初は大掛かりになります。木を低くした
り、枝を透かしたりして樹形を整えました。

 ここは浅井町高畑、雪がすごい所なので一部には雪吊り
もします。施設の屋根はトタンで瓦棒葺き、しかも急こう
配の雪国仕様なので、この雪が被れば雪吊りなどでは持ち
ません。この件は、来年までには勉強してきます。

■実施実績 *22年11月 *23年11月 *24年11月 *25年11月 *27年11月 *28年11月
 (追記)…「きれいになったから一度見て!」と荻野ふくら副所長に言われて28年6月、久し振りにさくら番
場 に行ってきました。隣の民家が無くなり、22年に造った花壇も撤去されて見事にきれいになっていました。敷
地の隅で、ただ1本残った巨木が根元から枝の伸び放題だったのが気になりました。
(追記)…気になっていた駐車場の巨木、梅に木だそうです。28年11月、ミヨシさんと2人で枝打ちをしました。職員さんが「隣家に迷惑なので私達も切ってみたが、とても出来なかった」と言います。
 ノコギリで始めましたが枝が太くて進みません。チェンソーで切ることに…。この木1本で約2時間もかかり、とりあえず作業はここまで。道端の木も気になるが、それは次回に〜。

■実施実績 *H31年3月3名

 老人ホームふくら
平成21年7月
 21年にふくらの一角を借りるようになって、園内の草刈りには日赤奉仕団の女性方が、葉刈り作業は浅井老人クラブ連合会が毎年実施されていると知りました。

 7月に葉刈りをすると聞いて急きょ3名が参加し、総勢30名ほどの中に仲間入りをしました。郷の人たちは軽トラに脚立を積んで、中にはチェンソー持参の人もいます。刈り込み鋏しか持たない私たちですが、以来、毎年お手伝いに参加しています。

(追記)…24年から老人クラブ連合会が来なくなって、虎姫おやじの会とふくら職員、だんき会が実施することになりました。人数も少なくなって、この年の参加は18名でした。

■参加実績 *21年/3名 *22年/2名 *23年/3名 *24年/4名 *25年/3名 *26年7月/4名

(追記)…26年。園舎南側の道路沿いのイブキの木が電線に架かっているので枝を払う事になりましたが、枝が
太くてノコでは手に負えません。枝打ち用のチェンソーを持っている人が登ってくれました。

 電線にかかる木は、7月に手が回らなかった桜がまだ3本あります。11月、葉が落ちた
頃に我々3名で枝を払いました。「桜切るバカ…と言っても、切らんわけにはいかん」と
ミ ヨシさんの提案です。周辺にあっ古木、古竹や枝木も一緒に乗せて、2トンダンプ1台分
も ありました。大橋さんに焼却処分を頼みましたが、夏の分とこども園の分で相当量にな
り ますが、以前の分すべての処分は終わったそうです。

(追記)…「葉刈りと言うより伐採やな」とミヨシさん。トラック何台分にもなる枝木の
処分を今回(H30年)は市森林整備課からチッパー(木材粉砕機)を借りて、大橋さん
に 依頼しました。

■参加実績 *26年11月/3名 *27年6月/3名 *28年6月/3名
*29年6月/3名 *30年6月/3名

 浅井ディサービスセンター
平成25年4月
   一年ほど前に、ここに来たとき一番に気になりました。玄関
の植栽が通路側に張り出して、邪魔なくらいです。

 誰も手を入れていない様ですが、前所長の話では「様子を見
に来てくれる人がいる」との事でした。でもこの一年、結局、
手入れはされませんでした。


 コンクリートの線まで剪定をすることにしましたが、茂みで身体が入りません。太さが5〜6センチはありそうな枝ばかりで、ノコギリでは疲れます。

 終わり頃にはチェンソーまで持ち込んで、結局、3人で  4時間ほどかかって軽トラ 3台分を枝打ちしました。すっきりしたのでさびしい感じもしますが、今年のうちには新芽が出る事でしょう。

■実施実績 *25年4月3名 
(追記)…施設の裏手は山になっていて、木の枝が通路を邪魔しています。そのため、せっかくの桜が横に寝て、今にも倒れそう…。

 落葉した今の時期が作業にうってつけ、という訳で12月に天気を見計らって剪定することにしました。桜の木の背中の木は、いかにも大木で一番下の枝を払うにも4mのハシゴがやっとこさです。

 この枝に乗って、チェンソーで枝を切る…「怖い!」。でも、やりかけたからには何とかしないと…。下の桜も、枝が折れないかと心配でしたが、切った枝が引っかかっても無事でした。

 付近の気になる木を切り倒して枝木を山手に積み上げて作業終了。

■実施実績 *26年12月2名
 
(追記)…裏庭の草が伸びて来ました。ここの花壇で瓢箪を栽培しているので気になります。

 所長に相談したら「近く、ボランティアが葉刈りをしてくれる」と言うので、同じ日に私たちも参加することにしました。

 玄関周りは他のグループ8人が刈り払い機で草刈り。私たちは裏庭を2台で草刈りの後、ツゲの植栽を剪定しました。

■実施実績 *27年5月3名

 浅井認定こども園(浅井幼稚園)
平成25年10月
 児童数460名。県下有数の大きな幼稚園だけあって園内が広い。ここの玄関口
や 柵の前は花壇になっていますが、これらを月1回の割で世話をしている川嵜さん
ら のボランティアグループから樹木の剪定を頼まれました。私たち少人数では「任
し といて」と言う訳にもいきませんが、断るわけにもいかず、取りあえず参加しま
し た。  手始めは園舎北側の白樫を10本ほど。何年も手が入っていない様でノ
コ ギリだけでは手間がかかりすぎます。チェンソーを借りてきて何とか半日で終
了。
刈った枝木はグループの女性陣が引っ張って片付けてくれました。

 日を改めて次は中庭です。写真のような大木が何本も…。楠のようなので、どこ
でっても芽は出るだろうと木に登りました。下から「こんにちわ、何してるの?」
と園児の声。「下に来たらアカン」と言いつつも、年寄りには木の上は怖い。

 この日はグループから男性2名に女性8名、それに我々3名の計13名でした
が、グループは花壇の花植えの準備が終わらなかった様で、落ちた枝木は私たちで
片付けました。

 ふくら玄関の松
平成25年11月
 ふくら玄関にある松を世話をしていた人が亡くなったそうです。そのた
め7月の葉刈りの際には伸びた新芽の芽摘みだけでした。

 本格的な手入れがされないまま2年になるので、後を引き継ぐことにし
した。長い園芸三脚を持っていないのでミヨシさんから借りることに…そ
れに松専用に植木ハサミも買いました。(岡恒がいいそうです)玄関前に
2本、句碑の前に1本で計3本の松の木にいつまでかかるやらと心配して
いたら、ミヨシさんが手伝ってくれた。

 何とか終わった…。所長が見に来て「きれいになると周りのモミジとつ
り合いが…」というので、カエデ6本も枝打ちして低くしました。