だんき会



◇手打ちそばへの挑戦◇
(徳山蕎麦同好会の資料より)

蕎麦とは

 蕎麦は盆過ぎに種まきして11月初めに収穫できる速成型の穀物で、草原で痩せた土地でも生育する強い植物です。

 そばの栄養はタンパク質やミネラル、ビタミンB1・B2がたっぷり含まれ、白米と比較するとタンパク質は2倍、ビタミンB1は3倍以上という豊富さです。
 またそば特有の成分としてルチン、シスチンがあり、毛細血管を強化し脳出血の予防と高血圧に効果があると言われ、後者は肌にツヤと活気を与える効果があると言われています。

 美味しくそばを食するには、そばの「3たて」があります。
 それはそばの挽きたて、打ちたて、湯がきたてです。
 そば粉の保存期間は夏場は3日冬場で1か月。粉は「要冷凍」です。

 そば粉の比率で十割そば(全そば)、二八そば、五割そば、乾そば(そば比率5割以下)があります。

施設訪問


 そば打ち
平成24年9月
 2回ほどそば打ちの実技指導を受けましたが、まだ人前で披露するほどの自信がありません。でも、どこかでやってみたいと企画を立てました。人様に食べて頂く“晴れの舞台”では失敗はできません。。
 浅井ディサービスセンター
 初のそば打ち・試食会は浅井ディサービスセンターです。勉強会で講師をしてもらった草野さんに当日の段取りをお願いして、実演は草野さんに、他のメンバーは厨房で作業をすることになりました。

 彼はそば打ちの道具も自前です。皆の分は社会福祉協議会(社協)から借りて来ました。盛り付けは厨房にある食器を使う予定でしたが、彼のマイ道具箱には盛り付け用のザルもあったので、これに盛り付けて、上に刻みのりを乗せればオシャレな出来栄えになりました。
 ここで試食されるお客さんは職員さんも含めて30人です。厨房では1ウス300グラムを5ウス練ることになりました。初めての人もいましたが何んとかうまく出来ました。
 居室に運んで、職員さんに配っていただきました。ザルを傾けて最後の1本まで食べておられ、食べ残しはゼロ。ちょっとうれしい風景です。

 後日、訪問したら「次はいつ…」と所長さん、かなり好評だったようです。我々の甲斐性では「しょっちゅうは出来ませんが、年間を通じた計画を考えてみます」と答えてきました。

(追記)…25年は希望者にもそば打ちをしていただきました。施設と打合せの段階では「みんなで1台」でしたが始めてみると結果3台になり、前回よりは楽しんでもらえた様です。
(追記)…28年は田町楽農会の山田力さんの発案で、私たち4名が皆さんの真ん中で作業をする事にしました。職員を含めて33名分のそばを打ちます。台所が離れているので、ゆがく準備は職員さんにお願いをしました。また、ざるそば用の食器とそばつゆ入れも用意しました。食器が揃うと、中身まで美味しく見えます。
■実績 *H24年1回 *H25年1回 *H28年1回 *H29年1回  *H30年1回

 茶話本舗ディサービス
 大路に新しくできたディサービス。お昼の食事に合わせてそば打ちをする事になりました。

 午前10時30分に訪問、すでに利用者7名と職員5名がお待ちかねです。台所と居間の間でそばを練り、出来上がった4鉢分を皆さんで延ばしてもらいます。熱心な方ばかりで替わってもらうのが大変です。配膳をして食べていただく頃は12時30分。私たちの見通しが甘かったようです。

 こうした少人数の所は家庭的で、私どもには頃合いでした。
■実績 *H27年1回 (翌年に訪ねたら留守のようでした。近所の話では廃業したそうです。)

 老人ホームふくら
平成28年7月
 ホーム内のディサービスの方々とそば打ちをする事になりました。利用者15名と職員6名、それに私たち4名の25名分を作ります。午後1時半から3時まで…との話で、時間的にはきつい。

 田町楽農会の山田力さんに協力をお願いして、500グラム×;4鉢を4台の麺台を用意して始まりました。 出来るだけ体験して欲しいので作業台を真ん中にして皆さんが周りを囲みます。ほどなく、やってみる人が出て次第に増え、多数の人が参加されました。盛り付けを職員さんに手伝って貰って3時前には「いただきます」と試食です。

 今までは約2時間かかっていましたが「案ずるより・・・」で、1時間半でも出来ると勉強になりました。
■実績 *H28年1回 *H29年1回 *H30年1回

 ディサービスとよしま
平成29年6月
 老人ホームながはまにあるディサービスとよしまは初めての訪問です。新しい建物でイベントの出来る部屋もあって気持ちがいい。

 5台の麺台を用意して、私たちは見学者も含めて5名。利用者の方12名はイスに座って参加していましたが、作業が進むと立ち上がってやり始めました。結構楽しんでいるようです。

 午後1時30分から始めて3時ごろには試食になりました。職員さんも慣れない中で湯がいたり配膳したり、結果21名分の盛り付けをしていただきました。
(追記)…H30年、部屋は同じでしたが参加者は「老人ホームながはま」から15名。選りすぐりの精鋭らしく、車いすの人は一人もいません。昨年と同じ5台の麺台を用意しましたが、我も我もで「もっと用意しても良かったかな。」
 300g×7ウス=2.1kgをスタッフと一緒に23名で美味しくいただきました。
■実績 *H29年1回 *H30年1回

 ヒョウタンの絵付け
平成24年11月
ディサービスの職員さんに選んで貰ったら「千代紙を貼るのがいい」「台
付きにしてほしい」とのこと。使うヒョウタンはこの春以来、ここの花壇で
育てた千成瓢です。

 竹細工の台も考えましたが、赤い羽根募金の助成金を当てにして日曜大工
店で買うことにしました。「指先が思うように動かない」と言いつつも
「皆 さん一生懸命にやっておられます」と職員さんの感想でした。

私のお手伝いした女性は93歳だと言っていました。「どうしたらいいのか
分からん」と言います。「切った千代紙を好きなように貼ってみて!」と
言 ったら、結構出来ています。紐を座布団にして台にボンドで固定してあ
げたら「お風呂に入れてもらって、こんなのまで頂ける」と、向かいの女性
と嬉しそうに話していました。

 クリヤ塗装のためテーブルに完成品を全部並べたら「きれいに出来てる」
とヘルパーの皆さんも感心していました。

■実績 *24年1回


 サロンで瓢箪飾りの製作
平成25年10月
 老人サロンから依頼があって錦織公民館で地域の文化祭に出展する瓢箪工作の講座を行いました。

 自治会役員の方を除けば全員が女性ばかり、総勢20名です。ディサービスや小学生対象の今までの感覚では、予定の2時間で完成させるのは無理かと思っていましたがみんな手が早い。飾り紐を結んで台に固定してきっかり2時間で全員が出来上がり、皆さん満足そうな顔でした。
 ある人は、洗濯ノリを筆を使って塗り千代紙を貼っていました。「こんな方法もあるのか」と勉強になります。 
 (追記)…介護者サロン「すみれ」。今回は高齢者を介護している方々が
生徒さんです。その中の一人が錦織町で「お世話になりました」とのこと
で、私たちに依頼をされたらしい。

 洗濯ノリと筆で千代紙を貼ります。作業が始まると皆さんは無駄話もせず
に一心不乱に紙を貼って行きます。飾り紐を結んで口栓をつけると、後は台
にボンドで固定しますが、乾かないので家でするそうです。
 
 2時間余りかかったので、ゆっくりしている時間が無かったようでした。
皆さんにはまだ帰宅してからも「主婦」の仕事が残っているのでしょう。
■実績 *25年:錦織町「おしゃべり会」20名 *26年:川崎町「きらめきサロン」17名 *26年:びわ介     護者サロン「すみれ」8名

不思議な科学マジック
平成30年2月
 学童を相手に行っている「ふしぎな科学マジック」を老人ホームでも出来ないだろうか、と施設に押し売りに行ったら…「やって欲しい」との返事でした。

 イスに座ったままの人たちに楽しんでもらえるようにと、いくつかを選んで多分1時間で終わるだろう…と出かけました。

 計画では4カ所。皆さんが楽な姿勢で私に向くように。各自の前にはテーブルを置いて欲しい等の注文を付けて…。皆さんが自分でやってみるマジックを目指しています。
■実績 *30年:ディサービス浅井17名 *特養ホームふくら17名 *ディサービスさくら番場:10名