栗並木

承水溝敷地の有効利用

空地が生まれた経過

「承水溝」とは、びわ湖の水面より約3.0m低い干拓地内と、地区外の排水を遮断する排水路のことです。干拓地の出来た20年頃から30年代は干拓地周辺は水郷地帯であった為、クリーク及び承水溝で舟運により物資の輸送が行われていました。

昭和40年代頃より、周辺地区の農地は、ほ場整備事業により整備され、人および物資の移動は舟運から自動車へと変化していきました。承水溝もこれに合わせて、コンクリート水路となり、水面部の面積が縮小され、空地が生まれました。


栗の植栽とした理由

この空地は、水路管理の一環として、除草等の管理作業が要求されますが、管理費の軽減を図る等の目的で、この空地を有効活用して何かよい方法はないかと模索しました。関係者と協議した結果、果樹の植栽を行い、管理作業を含めたオーナー制を採用することにより、管理作業の軽減を図ると共に、村おこしに活用できるのではと考えました。

また樹種については果樹の中で管理作業の最も少ない栗としました。


栗の収穫とイベント

収穫時には、栗拾いのイベントと併せ、オーナーによる栗の収穫により、村おこしの一環として活動します。

なお、この期間を長くするために早生、中生、晩生の品種を組み合わせ、事業期間の長期化を図れるように、約1kmの区間で計画実践中です。


将来の敷地管理目標

承水溝敷地の管理は、従来、作業量が膨大なため業者委託として行っていましたが、この経費を栗の管理費に充当することが可能であり、当面の管理はこれにあてる事ができます。

そして、将来は樹園地としての管理となり、その一部をイベントとして管理するとともに、オーナーによる管理等にしてはと考えています。



平成20年
植付前の除草作業

植付前の除草作業

植付前の除草作業

植付前の除草作業

栗植付後の状況

栗植付後の状況


平成19年
栗の苗木

栗の苗木

苗木植付準備

苗木植付準備

栗の苗木植付

栗の苗木植付


栗植付後の状況

栗植付後の状況

植付イベント昼食の様子

植付イベント昼食の様子


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