屋根材のベストチョイス

1. スレート系

【彩色スレート】
主な原料、製造方法など
セメントを主原料に繊維を混入して形成した薄い板状の素材。混入する繊維は石綿 ( アスベスト ) を使用するケースが多かったが、 環境への配慮から最近では無石綿、石綿以外の繊維を使うものも増えている。
特徴・性能
・価格が手ごろ
・断熱性能が低い
・薄くて軽い
・塗装製品のため年月とともに塗り直しが必要 ( 目安は10年ごと )
・寿命は20〜25年ほど

2. 粘土系

【柚薬瓦 ( 陶器瓦 ) 】
主な原料、製造方法など
粘土をプレス成形した素地に柑薬を流し、色を出してやいたもの。独得の光沢が特徴的です。陶器と同じ作り方。
特徴・性能
・商品の種類が多い ( 多彩な色がだせる )
・寿命は30〜40年ほど

3.金属系

【鋼板】
主な原料、製造方法など
薄い鋼版の表面を亜鉛でメッキしたトタンが代表的。現在はステンレスやガルバリウム鋼版など、 機能、デザインとも高性能なものも増えている。
特徴・性能
・軽量で加工性が良い
・断熱性が無い
・平葺きタイプや金属成形瓦など種類が豊富
【非鉄金属】
主な原料、製造方法など
アルミ合金製で裏側に断熱材を入れたものや銅版など
特徴・性能
・錆に強く耐久性に優れたものが多い
・フッ素樹脂塗料を焼き付けることにより、色が長持ちし、再塗装の必要がない
・コストが高い

4.コンクリート系

【柚薬瓦 ( 陶器瓦 ) 】
主な原料、製造方法など
粘土をプレス成形した素地に柑薬を流し、色を出してやいたもの。独得の光沢が特徴的です。陶器と同じ作り方。
特徴・性能
・商品の種類が多い ( 多彩な色がだせる )
・寿命は30〜40年ほど
注意 !
・材料だけでなく、形状や勾配など でも工事費に差がでる。急勾配で屋根形状が複雑なほど割台向になります。
・地域の気候風土を考慮して、耐候性を確認。塗り替えや張替えが必要かどうかメンテナンス面でのランニングコストを考えて選択してください。