家はもう一つの森林
「木を切り出し、家をつくるのは環境破壊につながらないですか?」
答えは、「木は無限の素材です。」

この質問は、自然保護の観点からだと理解できますが木にはそれよりも大きな循環の仕組みがあります。 森は植林することにより、よみがえります。自然林と植林の違いはありますが、木材を使った分、切った分は、再び植えることが原則です。 木が木材として使える大きさまで育つのに、およそ50〜60年。そこで木の家は、最低でも60年は壊さないで使える家づくりをめざさなければなりません。
そして、木が育つ60年間、家をもたせる事で、次の家づくりまでに、新しく植えた木が使えるように循環させるのです。欲を言えば、 百年使える家をつくる事ができれば、より良い木を育て環境保護につなげられます。
これが大きな環境の仕組みにあった家づくりです。


木は植えて、育てて、使うことを繰り返せば、世代を超え共有できる地球上で果てることの無い唯一無限の資源と言えます。
〔家〕づくりとは?
家は生活する中で一番大きい買物ではないでしょうか?だからこそ、お客様のニーズがあります。 建築デザインにも流行や変化があります。自分たちもこの変化に対応し、反応していく必要があります。 ただ頑丈な構造にするだけで本当に長寿命の家づくりにはならないと考えます。流行に流されず残されない外観と、 世代交代のとき自由に変えられる内部空間への配慮は、必要条件です。また、どのような建物、 建て方にもリサイクルがありメンテナンスが必要な時が必ずきます。ここで伝統工法は自由度の高さリサイクルの長さも注目すべきです。


今、高気密や新建材による、大切なお子様へのアレルギー疾患、アトピー疾患などハウスシックのことをよく考えるべきです。 良いものは忠実に保持しながら、現代生活に必要な新しいものを、こころよくとらえたいと考えます。