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JR九州 久大線 由布院 - 南由布



地図を見ると、日田方面から来た久大線は由布院盆地の周囲をなぞる様に大きく迂回して由布院駅を通り、Uターンをするかのように南由布に向かっていますが、この線形のお蔭で由布院から南由布にかけては正面に大きく豊後富士とも呼ばれる由布岳(1583m)を捉えて列車を撮影することができます。
もう稲刈りもすっかり終わった季節の訪問になってしまいましたが、この日は快晴に恵まれて、紅葉の始まった由布岳と線路端のススキが秋らしい景色を作ってくれました。

2018.10.28

JR九州 日豊線 宮崎 - 南宮崎



日豊本線の大淀川に掛かる橋梁です。 ちょうどこの300m程下流で新しい道路の架橋工事がたけなわで、予定していた大淀大橋からの真横ショットでは工事の仮橋脚が煩雑に写りこんでしまうため、少し位置をずらして堤防の上のヤシ(?)の木を入れて撮影してみました。
昔は宮崎駅の東に隣接していた車庫が今は南宮崎(宮崎車両センター)に引っ越したお蔭で、宮崎始発・終着の列車など、時刻表記載の列車に倍する通過車両があり、にちりん、きりしまといった特急から日南線の気動車まで、バラエティに富んだ撮影が可能です。

2018.10.29

JR九州 大村線 千綿 - 松原



大村線の千綿と松原の中間あたり、「江の串の棚田」として有名な場所の近くですが、流石に10月下旬の撮影では稲穂と組み合わせた景観は望めず、線路手前の里港や漁船を前景にしてみました。 生憎この日は朝からどんよりとした曇り空だったのですが、この列車の通過時刻直前の10時ごろになって漸く晴れてうす陽が差してくれました。
キハ66+67は全部で14ユニットあり、現在その内2ユニットがリバイバルの旧国鉄塗色となっていますが、運よくその国鉄塗色ユニットを含む編成でした。

2019.10.30

JR九州 長崎線(長与経由)東園 - 大草1



長崎本線の喜々津と浦上の間は1972年に開通した南まわりの新線と、長与を経由する旧線がありますが、この旧線の喜々津から東園、大草までの車窓からは大村湾を望むことが出来ます。 列車撮影も東園駅の西側から入り江に沿って梅崎という岬のあたりまで、色々なアングルでの撮影が出来ると思います。
撮影場所は東園駅から国道207号線の真崎というバス停を結ぶ、蜘蛛の巣や蔓草が茂る朽ち果てた様な細道の国道接続部で、大型トラックが通るとそれなりの風圧を感じるような場所ですが、一応国道とはガードレールで仕切られているので安全に撮影することができます。

2019.10.30

JR九州 長崎線(長与経由)東園 - 大草2



シーサイドライナー塗色のキハ66+67が走っているのは東園-大草1とほぼ同じ場所ですが、今回は集落を少し上がってみかん(?)畑越しに撮影してみました。
キハ66+67は、1974年に筑豊線や篠栗線(現在の福北ゆたか線)の輸送改善に特化して配備された、大馬力エンジン+転換クロスシートの、国鉄としては結構力の入った気動車で、その後筑豊地区の電化に伴い長崎に転属、現在は大村線や長与経由の長崎線で使用されています。 ただ、登場後50年近くが経過しており、早晩置き換えが進むものと思われ、いいタイミングに訪問できて良かったです。

2019.10.30

JR九州 長崎線(長与経由)喜々津 - 東園



東園-大草1の撮影場所から国道207号線を喜々津方向に500m程歩くと、ちょうど見晴らし台のように国道207号線脇に昔の急なカーブの残る空き地があり、入り江に沿って走る列車の俯瞰撮影が出来ます。 ここは結構有名な撮影場所で、この日もご同輩が2名いらっしゃいました。
車両は東園-大草1の列車が喜々津から折り返してきたもので、再び国鉄塗色のキハ66+67という、嬉しい編成となりました。

2019.10.30

JR九州 香椎線 海ノ中道 - 雁ノ巣



香椎線は鹿児島本線と接続する香椎を中心に、内陸部の宇美と、陸繋砂州の「海の中道」にある西戸崎を結ぶ非電化路線(香椎駅構内を除く)です。 この線の車両は今年3月に全面的に気動車から筑豊線の若松支線などと同じDENCHA 819系に置き換えられ、架線のある香椎駅停車中にパンタグラフからバッテリーに充電し、その電気で宇美または西戸崎まで往復するといった運用になっています。
写真は海の中道国営公園の「うみなかみらい橋」付近からの撮影で、遠景の島は金印で有名な志賀島です。 防風・防砂林が伸びてきて写真では見えませんが奥にサイクリングロードや砂丘が広がっています。 運よく撮影時に手前の県道59号線の車の流れが切れてくれました。

2019.10.31

JR四国 土讃線 安和 - 土佐新庄



四国の脊梁山脈を抜ける土讃線はどちらかというと山岳路線のイメージですが、高知から南では何か所か海を望める区間があります。 この安和駅の付近もその一つで、特急列車だと一瞬で通過してしまいますが、ビーチカスプと呼ばれる鋸歯状の波形の残る美しい弓型の海岸を車窓から見ることが出来ます。 列車本数の少ない区間ですが、波の音を聞き、その模様を見ながら列車を待つのも良いものです。

2018.5.9

JR四国 予讃線 伊予大洲 - 西大洲



大洲は肱川に沿った城下町で、写真の天守は平成16年に往時の姿に復元されたものです。 この日の肱川は数日前から降り続いた雨の影響で少し濁っていますが、大洲のシンボルであるお城と肱川、それに予讃線の列車を併せて撮影することができました。
橋梁はほぼ東西方向に架かっているので車側に陽が当たるのは春から夏にかけての夕方だけ、さらにもう少し時間が経つと右手八幡宮のある山の影が鉄橋に掛かってしまうという状況下で、ちょうど良いタイミングに列車が通過してくれました。

2018.5.10

JR東海 東海道線 醒ヶ井 - 近江長岡



近江長岡駅から徒歩20分ほど米原方にいった場所です。伊吹山の西側は石灰石採掘の為に大きく削り取られて、著しく山容を傷つけられてしまっているのですが、このように冠雪する季節はそれが目立たなくなっています。
このあたりは貨物列車の本数も多く、機関車ファンも楽しめますが、列車ダイヤはどちらかというと午前は下り、午後は上り中心となりますので、予め調べておかれると良いと思います。

2006.2.13

JR東海 東海道線 近江長岡 - 柏原1



柏原駅から20分ほど、ちょうど画面右手に踏み切りがあります。 結構有名な撮影地のようで、この時も他に2名ほどご同輩がいらっしゃいました。 快晴の雪景色ですからこれを逃さない手は無いですね。
このあたりは新幹線を撮影するのにも便利なので、一日撮影を楽しむことが出来ます。

2006.1.29

JR東海 東海道線 近江長岡 - 柏原2



近江長岡-柏原1の写真とほぼ同じ場所ですが、夏の終わり、稲刈りの直前に訪問してみました。 
写真の特急「しらさぎ」は以前はJR西日本の683系2000番台(近江長岡-柏原1の写真がそうです)が使用されていましたがが、現在は北陸新幹線開業で余剰になった「はくたか」用の681系や北越急行が所有していた681系2000番台、683系8000番台に置き換えられ、オリジナルの683系2000番台は玉突きで289系に改造されて「くろしお」や北近畿方面の特急に転用されました。同系列とはいえ古い車両に置き換えられるというのはちょっと珍しいですね。また、北越急行色がそのまま使われていたら楽しかったと思いますが、残念ながら全てJR色に塗り替えられてしまいました。

2016.8.31

JR東海 東海道線 近江長岡 - 柏原3



柏原の駅から近江長岡-柏原1、2の場所に向かう道すがらの柏原中学校の前での撮影です。 もう少し高い所から撮影できると良いのですが、そこは中学校の敷地内。 校舎の2〜3階あたりだと列車と伊吹山が綺麗に見えて、私がこの学校の生徒だったらきっと気が散って授業に集中できないでしょう。
この日、天気予報では日本中広範囲に「晴れ」だったのですが、ご覧の様に伊吹山付近は日本海からの気流の関係か雲が多く、これでも随分と粘って撮影したものです。 冬の日に快晴の伊吹山というのは難しいのかも知れません。お天気ばかりは仕方ないですね。

2017.1.26

JR東海 東海道線 近江長岡 - 柏原4



列車の向こうに見えているのは天野川堤防上の桜並木で、2020年に新幹線の撮影をした場所の近くです。 実は桜並木の向こう側に新幹線も遠望できるのですが、残念ながら貨物列車と新幹線が並走する幸運には恵まれませんでした。 2020年の撮影日は4月9日で桜も満開だったのですが、今回はまだ3分咲きといったところだった一方で、伊吹山山頂付近にはまだ少し雪が残っていました。
写真のEF210はセノハチでの補機にも使用される300番台で、汎用性が高くこのように本線の貨物列車にも使用されています。 

2022.4.6

JR東海 東海道線 美濃赤坂 - 荒尾



美濃赤坂駅の荒尾方にある踏切から出発直後の石灰石専用列車を撮影したものです。 こういった専用列車も風前の灯ですが、この美濃赤坂にはここで貨車を受け渡しして石灰石の積載場のある乙女坂までを結ぶ西濃鉄道という専用線があり、これもまた貴重な存在です。(実はEF64の後ろ側に貨車をここまで牽引してきた西濃鉄道のDE10が停車しています。) 積車は西濃鉄道からJR貨物、空車はJR貨物から西濃鉄道の順番に引き継がれますし、いずれも駅近辺での撮影が可能ですから、時間的には両方撮影することが可能です。
尚、旅客駅の美濃赤坂は手前の線路左手の少し奥にあって、大垣からたった5kmですが車止めのある終端駅になっていて、これも中々好ましい木造の駅舎が残っています。

2014.9.2

JR東海 武豊線 乙川 - 半田



東海道線の大府と武豊を結ぶ武豊線は明治19年に東海道線建設用の資材輸送を目的に建設された歴史のある路線で、この英比川橋梁や半田駅にある跨線橋とレンガ倉庫、亀崎駅舎などの歴史的建造物が沿線に残っています。 設計者の名をとってポーナル桁と呼ばれるこの上路橋梁は縦の補強であるスティフナーの上下が曲げられているのが特徴で、煉瓦製の橋脚とともにも歴史を感じさせるものです。
武豊線は単線の地方交通線ですが2015年に電化され、昼間は写真の313系が2連で大府~武豊の折り返し運転、朝夕は311系や313系の4連で一部は東海道線への直通が行われています。

2020.10.6

JR東海 名松線 伊勢竹原 - 伊勢鎌倉



名松線は名張と松阪の地名から命名されていますが、実際の路線は松阪から伊勢奥津まで。 名張をめざして建設を進めていたものの、今の近鉄大阪線である参宮急行が開業して大阪と伊勢が直結され、伊勢奥津と名張の間は未成線のまま現在に至ります。 昭和の初めから30年頃までは林業が栄え、貨物輸送もあってそれなりの輸送量があったようですが、それも昔語りになりました。
途中駅の家城(いえき)から伊勢奥津までは一段とローカル色が濃くなりますが、この伊勢鎌倉駅近くでは駅南側にある田植えの終わった箱庭の様な水田と雲出(くもず)川に架かる鉄橋、美しい山々の緑と、額縁の中の絵の様な景色の中を列車が走ります。

2017.5.19

JR東海 名松線 家城 - 伊勢竹原



2009年10月の台風18号による被害で家城〜伊勢奥津が長らくバス代行となってた名松線ですが、JRや地元自治体の支援はもとより、多くの沿線の人の願いが通じて2016年3月に6年半ぶりに全線の運転再開となりました。  バス代行になっていた区間は美杉地区といわれる美林と雲出川の織りなす美しい沿線風景が続きますが、一方で災害の危険性の高い路線であるとも言えるでしょう。
家城駅の西1km程、この鉄橋から上流側では家城ラインと呼ばれる美しい渓谷美を車窓からも楽しむことができます。

2017.5.19

JR東海 参宮線 二見浦 - 松下



名古屋や大阪から伊勢や鳥羽、賢島方面に向かう場合の第一選択肢が近鉄であることはもはや疑いのないところだとは思いますが、JR東海の参宮線もお伊勢参りや鳥羽観光の歴史あるもう一つの鉄道ルートです。
この線のローカル輸送を担う2両編成のキハ25普通列車が渡っているのは伊勢神宮内宮の横を流れる五十鈴川派川(分流)で、この付近は河口まで500m程しかない為、潮の干満に合わせてこの時間にはご覧のように半分干上がったような状態になっています。

2017.5.18