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二上神社口 - 当麻寺



二上山(にじょうざん、大和言葉ではふたかみやま)は金剛山地の北端、大阪府と奈良県の県境にまたがった山で、その名の通り雄岳と雌岳の2つの頂きのある姿が特徴的です。 旧大和国といわれるあたりは神様の宿る山がいくつもありますが、この山も雄岳の山頂付近に葛木二上神社があって神聖な山と崇められています。
南大阪線の二上神社口から当麻寺に向かって徒歩15分程、線路をオーバークロスする道路橋をくぐった先に田圃が広がっており、田圃と近鉄南大阪線越しに特徴ある二上山の姿を撮影出来る場所があります。
6年前の訪問時はどんよりした天気でおまけに焚火の煙にまで悩まされたのですが、今回は朝のうちこそ雲が多く諦めムードだったものの次第に陽が射し始め、昼前には紅葉した二上山が綺麗に見えるようになりました。 おまけに待っていたお蔭か、ラビットカー塗装の6800もやってきてくれてラッキーな一日になりました。

2015.11.28

橿原神宮西口 - 坊城



橿原神宮から南大阪線に乗り換えて阿部野橋に向かうと、右手は橿原神宮の森や深田池、そして畝傍山を望んで次の駅が橿原神宮西口です。
駅から15分ほど西に向かって歩いた光洋中学校の近くからの撮影で、遠景は大和三山の一つ畝傍山です。 写真を見るとのどかな田園風景ですが、実際にはこのあたりが宅地化されていないだけで、この風景が見られるのもあと僅かかも知れません。

2008.5.3

壺阪山 - 市尾1



吉野線も宅地開発が進んだとはいえ、飛鳥を過ぎてこのあたりまでくると、のどかな田圃の景観が広がるようになります。さらに線路が起伏に富んだ地形を通っているため、車窓近くに見える田圃も上下にその位置が変化して楽しませてくれます。
この線のクイーンはもちろん「さくらライナー」ですが、すっかり古顔になった2両編成の16000系もローカルな景観には良く似合います。 

2012.9.2

壺阪山 - 市尾2



2016年の9月から吉野線に「青の交響曲」というデラックス特急が走るようになりました。 新造車でなく一般車の改造というところがいささか残念ですが、予約状況を見る限り結構人気があるようです。 
壺阪山 - 市尾1の写真とは線路を隔てて反対側、少し高い位置からの撮影です。 今年は雨や曇りの日が多く、彼岸花には少し遅くなってしまったのですが、咲き残っている花を探して、なんとか稲穂の実った棚田と組み合わせて秋の一枚が撮影出来ました。

2016.9.27

吉野口 - 薬水



吉野口から薬水のあたり、結構な勾配とカーブが続いてレールを軋ませながら列車は進みます。 
急カーブの雰囲気を出すためにはやはり4両程度の車両数が必要ですので普通列車またはさくらライナー狙いとなりますね。(さくらライナー以外の特急にも4連があるのですが、時刻表では判りません)
尚、この場所に来る途中、「左大峯、右かうや(高野)という石の道標を見かけました。昔の高野大峯街道もこのあたりを通っていたということのようです。

2010.8.21

大和上市 - 吉野神宮前1



有名な吉野川の橋梁で、鉄橋の川下(西)側からの撮影です。 川原に下りて撮影するのなら大和上市、このアングルもしくは500m程下流の吉野大橋からの撮影なら吉野神宮前で下車します。 両駅間距離は短いですが、徒歩だと橋を大回りするので時間が掛かります。
さくらライナーを撮影する場合は運転本数が少ないので事前に調べて訪問することをお勧めします。

2008.5.3

大和上市 - 吉野神宮2



こちらは鉄橋の東側からで、保線用の保護手摺が少し目障りですが、川上側の桜並木を絡める場合は午前中の撮影がお勧めです。 この桜は一般的なソメイヨシノとは違うようですが、吉野山の下千本あたりと比べてもこのあたりの桜は時期が少し早いように思います。
普段の平日はさくらライナーの運転本数も少なく、時間帯によっては特急は一時間おきですが、桜の季節ともなると満員のお客さんを乗せた臨時特急が多数運転され、このさくらライナーや4連の16000系などを見る機会が増えます。

2010.4.6

大和上市 - 吉野神宮3



日が短くなってきた秋の日に夕焼バックのシルエットを期待して吉野川の鉄橋まで出掛けました。 この日は夕方になって雲が出てきて刻一刻空の様子が変化していく中、なかなか良いタイミングで電車が通ってくれなかったのですが、一番のお気に入りの「空模様」がこの写真です。
鉄道橋の一本上流側の橋からの撮影ですが、この橋は安全に撮影できる歩道が上流側にしか無く、電車が走っている間に車が通過しないことを祈りながらの撮影となりました。

2017.10.27

桃山御陵前 - 向島



近鉄京都線の淀川橋梁は、琵琶湖を水源とする宇治川を元にする水量の多い川を1径間で渡る日本で最大の支間長を誇る複線トラス橋で、近鉄京都線の前身である奈良電気鉄道時代の1928年に建設されました。
この鉄橋の250m程上流に観月橋が架かっており、季節によってはうまく夕日と列車を重ねて撮影することができます。

2011.11.26

富野荘 - 新田辺1



富野荘駅から南に10分足らずで木津川の堤防に出ます。 このあたりの木津川の堤防は車が通らないので、格好のジョギング、サイクリングコースになっていますが、幸い堤防上の道路の幅がかなり広いので、三脚を立てても通行の邪魔になる事はありません。 
以前この欄に掲載していたのは2006年の12月に撮影した30000系の写真でしたが、冬枯れで少し彩色に乏しかったので、9年ぶりの再訪を機に差替えをしました。 ただ、行き交う車両にはそれ程変化が無く、今回も同じビスタカーの写真ということにしました。 

2015.9.23

富野荘 - 新田辺2



この場所は富野荘-新田辺1の撮影場所からは川を隔てて反対側、新田辺駅から徒歩20分ほどのところです。 駅を出て家並が途切れると、電車は遠くに山城の山を望みながら畑地の中を木津川堤防に駆け上がって行きます。 この辺り歩いて木津川を渡れる橋が無いので富野荘からは一駅ですが、一旦電車に乗っての移動になります。

2008.11.22

興戸 - 三山木



近鉄京都線も田辺より南になると周囲に水田が増え、東側車窓には木津川左岸の広い水田越しに山城の山々が望めます。 このあたりは田植えも稲刈りも地元の滋賀県よりは少し遅いようで、この日はご覧の様に実った稲穂に彼岸花が彩を添えてくれました。
田辺から祝園にかけてJRの学研都市線(片町線)と県道22号線が近鉄のすぐ西側を並走、同志社大学も西の丘陵にありますので、どちらかというと線路西側の開発が進んでいます。 主役近鉄、手前田圃、遠景山城の山々ということで、三山木の駅からJRの線路沿いに10分程北に行った所で撮影しました。

2015.9.22

新祝園 - 狛田



近鉄京都線もこの辺りまで来ると駅付近を除けば線路と木津川までの間に見渡す限りの水田が広がります。 大阪線の撮影に行く際には何時も通る場所なのですが、今回は帰路で途中下車して広がる水田を見渡せる場所を探しました。 ここは新祝園と狛田のちょうど真ん中、県道71号線がJRの学研都市線と近鉄をオーバークロスする場所で、大型トラックが通ると多少揺れるのが気になりますが、歩道があり安心して撮影できます。 もう少し右に画角を振ると山城の山並みを大きく捉えることもできます。
12200系が去ってACE以降の車両がメインになった京橿特急ですが、コロナ感染症による乗客減の影響か、すれ違った京都行き特急は僅か2両の寂しい姿でした。

2021.9.13

木津川台 - 新祝園



近鉄京都線は近鉄宮津、狛田、新祝園、木津川台と線路の東側に水田が広がる風景が続きます。 私の地元の滋賀県は早場なので9月の声を聞くと稲刈りが終わっているところも多いのですが、このあたりでは稲穂が小金色になるまでにもう少し太陽の力が必要な感じでした。
撮影ポイントで1回だけシャッターを押して帰ってくる訳ではないので、どの列車の写真をギャラリーにアップするか迷うことも多いのですが、今回は新塗装に変更になる前の12400系の特急を選びました。 個人的にはACEあたりから後の車両には新塗装も悪くないと思うのですが、この形式にはやはりこの橙と紺の塗装が似合うように思います。

2017.9.3

高の原 - 平城



5月連休に大阪線や吉野線の撮影に行く時にいつも気になっていたのがこの高の原のツツジです。 鉄道写真撮影は駅が写っては駄目という内規なんぞも無いのですが、「しまかぜ」も走るようになって、ようやくの訪問となりました。
駅の南側200mぐらいのところにある、歩道付き道路橋からの撮影です。 線路東側(写真では右手)に併行する道路からも線路やツツジが見えるのですが、足場が悪くフェンスなどがちょっと邪魔になります。 「しまかぜ」のブルーの車体がツツジに映えてなかなか綺麗ですね。

2015.5.5

尼ヶ辻 - 西ノ京1



大阪線の撮影に行く際にいつも横を通っていて気になっていた場所です。
奥に見える小山みたいなのは垂仁天皇陵で、周囲500mぐらいある立派なもの。尼ヶ辻駅からは歩いて5分程です。 御陵が紅葉しているかなと思って行ってみたのですが、残念ながらほんの数本そんな木がある程度でした。 でも、最近あまり見かけない稲叢(いなむら)を見かけたのでこれを手前に取り込んでみました。

2007.11.17

尼ヶ辻 - 西ノ京2



この日は高の原でツツジを撮影した後、西ノ京あたりをうろついていたのですが、薬師寺から唐招提寺へ、さらに尼ヶ辻まで歩いている時に、垂仁天皇陵の付近で見つけたツツジです。 
尼ヶ辻-西ノ京1の写真とは線路を隔てて反対側からの撮影になりますが、電車の前に少し覗いているのは若草山の南の端っこで、なかなかゆったりとした景色が広がります。 

2015.5.5

尼ヶ辻 - 西ノ京3



黄金色に実った田圃の中の案山子は実りの秋を感じさせる風物詩の一つですが、鳥も賢くなって効果が無くなったのか、他に有効な手段が開発されたのか、最近は目にすることが少なくなりました。 
この日は石見に向かう電車の車窓から見つけて行ってみたのですが、黄金色の稲穂を見守っている案山子には「西郷どん」の名札が。。。 西ノ京あたりを歩く観光客にとっても良い被写体になっているようでした。

2018.9.19

尼ヶ辻 - 西ノ京4



撮影しているのは尼ヶ辻駅に近い馬田池というため池の直ぐ傍で、右手の高まりは尼ヶ辻 - 西ノ京1の背景にある垂仁天皇陵です。この日は夕日が奇麗だったので日没まで粘って茜色の空と列車、池に反射する列車を組み合わせて撮影してみました。画面中央のゴミのようなものはねぐらに帰る鳥(多分カラス?)ですが、あと何羽かいるともう少し絵になったかも知れないですね。
カメラを構えて立っていたら、散歩中の方に「この辺りは日本の原風景が残ってて良いですね」と話しかけられました。その言葉どおりの日本の秋の夕暮れでした。

2023.12.12

平端 - ファミリー公園前



平端は橿原線から天理線が分岐する駅で、写真右端に遠く見えているのが天理線の架線柱です。 この駅のすぐ南側に万葉集などにも出てくる佐保川が流れていて、車窓から西に向かってはゆるやかなカーブを描いたなかなか美しい川筋を見せてくれています。 ただ、線路の西側から東向きに撮影する場合は、河原の背の高い雑草はともかく、京奈和道や西名阪道の高架も結構目障りで、電車で隠す?のにちょっと苦労しました。
写真はACEの愛称で呼ばれる22000系ですが、この形式には新塗装も結構似合っているように思えます。

2019.1.8

石見 - 田原本



奈良盆地周辺の山々は古くは青垣と呼ばれたそうですが、樫原線のこのあたりの車窓からも、山裾を山の辺の道が通る、盆地東側の神々が宿る「青垣」を眺めることができます。 興戸-三山木の写真と似たような画面になってしまいましたが、今年も「青垣」と秋空を背景に、黄金色の稲穂と赤い彼岸花を合わせて撮影することができました。 
近鉄特急も塗装変更が順次進んでいますが、この12200系は対象外だとか。 このカラーの近鉄特急が見られるのもそう長い期間では無いかも知れません

2018.9.19

西大寺 - 新大宮1



快晴の秋晴れの日、平城宮跡に行ってきました。徒歩ですと西大寺駅で下車、南口から線路沿いに10分程でこの場所に着きます。 復元された朱雀門や大極殿はさらに東に5~10分程の位置にあり、午前中ですと朱雀門あたりから西を向いての撮影も可能だと思います。 また、この場所からもう少し線路に近づくと、東に若草山を背景とした撮影も可能で、平城宮跡の観覧も兼ねてゆったりとした一日を過ごすことが出来ます。

2011.11.26

西大寺 - 新大宮2



西大寺の駅の近く、奈良ファミリーと言う近鉄系のショッピング施設の屋上にあるスカイガーデンから、若草山や平城宮跡などが良く見えるという話を聞いていたので、だったら近鉄奈良線も・・・ということで撮影に行ってみました。
線路際の雑木や背の高いススキで列車スッキリという訳にはいかなかったのですが、再建された朱雀門とお誂えの「あおによし」の写真が撮影できました。

2023.12.12

石切 - 額田





近鉄奈良線の瓢箪山から石切にかけて、生駒山麓の勾配を駆け上がる車窓左手には大阪平野や遠く大阪市内のビル群の景観が広がります。一方で良好な環境や通勤の便利さから住宅やマンションが多く建ち並び、大阪平野バックに列車の撮影が出来る場所は限られます。上写真の場所は阪神のページに入れた石切-生駒の写真とは反対側、石切駅の額田側にある階段状の細道で、その数少ない撮影スポットの一つです。
車両の山側側面に陽があたる午前中に撮影したのが上の一枚、折角なので日没直後に再訪して撮影したのが下の一枚で、夜の列車撮影はあまり経験が無く、街あかりは綺麗に映しこみたい一方で電車は少し流れた方が良いかなと思い、敢えてISO感度を上げずに1/15秒のシャッタースピードで撮影してみました。

2022.12.7

平群 - 元山上口



以前、王寺から生駒に向かって生駒線に乗車した時に、運転席後ろの「かぶりつき」から見た、線路の先に聳える生駒山の姿が印象に残っていて、そんな写真を撮れる場所を探してみました。 大阪近郊にお住まいの方は、生駒山というと頂上に林立する放送局の鉄塔が思い浮かぶかも知れませんが、うまい具合に鉄塔もいくつか入れて撮影することが出来ました。
生駒線も沿線の宅地開発が進みましたが、東山~元山上口~平群(へぐり)にかけては農地も残っていて、生駒山や竜田川の渓流を望む車窓も楽しめます。

2017.10.27

箸尾 - 但馬



田原本線は1918年に大和鉄道として田原本(現在の西田原本)から新王寺まで開業し、2018年がちょうど100周年ということで、現在8400系の2編成が以前この線を走っていた820系のマルーンに銀帯と、600系のダークグリーンに復刻塗装されて運転されています。
電車が渡っているのは葛城川という大和川の支流で、この日は少し霞んでいますが遠方に見えるのは斑鳩・生駒の山々です。

2019.1.8