枝豆・黒大豆 2024   なにせうぞ 
                          くすんで一期は夢よ 
                                   ただ狂へ

4月10日 2回目耕運開始



 

1回目耕運は堆肥・石灰散布浅鋤 3月終了。

2回目耕運は深越し。

次は5月に梅雨対策として、耕運〜畝立てをして梅雨期の播種に備える耕運であ
る。

そうして6月の播種に、畝崩し〜播種機稼働とする。

耕運6回稼働の土作りを狙う。収穫大を狙う樂農庵。


3月19日  新スタッフの卒業試験


 

天候に恵まれたトラクター研修の卒業試験日。

『ひとり』で苦土石灰の段通り。格納庫から圃場へ移動。散布機に苦土石灰を計量して投入。

L形圃場でのイメージ耕運に・・・しばし佇む。 イメージが成ったのか、いざ出陣。

10日間 8ha の耕運を研修してきた若人。

うん・やれる!出来る・出来る!! 70点。 先走り耕運なら100点だ!

これで俺の戦略耕運案も完成する。 安堵した樂農庵が居た。


3月3日  新加入スタッフ研修


 



11月に入社した新スタッフのトラクター研修。

緊張して・・・それでも真剣に取り組む姿に期待と若さ

への羨望を感じた一日であった。

1ヵ月の習得を目途に 『安全 正確 迅速』を叩き込む。


3月6日  京の都へ

京都市内へ出掛ける。


『未知普請』をされている方との面談である。


発想力豊かで・気品があって・行動力に富んで・印象に残る御仁に感銘残る也。


3月4日  土壌分析


 

待っていた土壌分析結果が届く。

堆肥 苦土石灰を散布し終えて、播種の6月までに5回の耕運 砕土で土作りを行う。

この土壌分析で肥料を勘案して、原価の計算や収量の予算に反映す。

大まかな準備は出来た。 春よ来い。あと1ヵ月を切った。


3月3日  自作新兵器
  出来た・出来た・完成!

昨秋より練っていた側面葉取り機を完成した。

構想は即成ったが、材料(古鉄)を探すのにかなりの日にちを

要した。原理は簡単なれど、何せ古い古い剪定機械を使用して

いるから・・・稼働継続が不安なれど、とにかく完成である。

使用は11月・・・・早く試用してみたい。60年前の遠足前夜気分

を思い出している樂農庵。


3月1日  額縁掘削


 
圃場排水は重要な作業である。毎年19haの額縁排水に要する期間は1ヵ月。費用は

60万円を掛ける。中山間地域の宿命とも言うべき排水作業である。

自慢は、建設業者に引けを取らない重機技術者が当社には揃っている。マルチ技術者也。

2月10日  9月以降効果向けて


 



1ヵ月遅れの堆肥散布。黒大豆には重要な肥料である。

2月の雨天続きの中 決断す。

この後1回目の耕運、4月 5月2回 そして播種時に2回の

耕運。計5回の耕運で土作りを行う。

黒大豆・枝豆11,7haの 『未知への挑戦』 いよいよ開始

である。



2月6日  屑・・・似ている

12月・ 1月直売所で予想もしなかったヒット商品に。『黒大豆選別屑』である。 手選別時に撥ねた脱皮豆 傷豆 


皺豆 割れ豆  割皮 虫食い豆である。


この屑が『旨い・美味い』 生まれ変わって加工品になる。  フト 『俺に似ているな 』 とよぎる。            
   

直売所では『黒大豆味噌用』としてヒットしていたが、1月過ぎて陰り始める。 


味噌仕込みは2月定例に因るらしい。


そこへ過日の情報当人からTELが入り訪問す。


加工会社の社長と意気投合し、5年産は無償提供して6年産からのの取引を約して車中へ。


情報を頂いた方への謝意も現わさなければ・・・。   技師への恩返しもちょっぴり出来たし・・・。


過日の後味の悪さは吹っ飛んで、すがしい気分の帰路だった。


1月29日  黒大豆加工用

樂農庵の黒大豆選別は、1回目色彩選別機 2回目の手選粗選別と3回目の手選細目選別である。


手選別で撥ねた黒大豆は2回目終了で一般的に味噌やきな粉等の加工用に使用されるという。


我が樂農庵の加工用黒大豆は、3回目の手選りで残った細目選別品なのである。


余談だが、同業者からは『良品で充分いけるのに勿体ない』とか、奈良県吉野在住の方から『わしは年中黒豆を煮


とる。あんたとこの味噌用は安くて皮もめくれへん。10袋(500g入り)を送ってほしい』。


俺は妻に 『2回目の手選で販売すればいいじゃないか』 って言うのだが、見てくれも大事にしないと・・・クズでお金を


頂くのだからやっぱり綺麗なのを揃えて買ってもらいたい と言って聴かない頑固な妻である。


味噌業者から加工品を探しているとの情報が入る。 量も判らないのでTELをしてもらってくださいと応える。


聴けば元普及センター出身で俺が世話になった技師の実家という。


金額云々じゃなく、恩返しの意味でも俺は無償提供する心算だったのだが・・・ TELは入らなかった。


後味の悪い結末・・・だった。


1月23日  土壌診断


 
今年もいよいよ土壌診断の時期である。

土壌診断を発注して、19項目の分析結果により、肥料種類・比率を考慮し散布準備に掛

かるのである。

就農3年目までは、分析結果の見方さえも解らず普及センターへ教えを乞いに行ったのを

思い出す。昨年黒大豆の大不作(高温少雨)にも拘わらず、樂農庵は100s/10aとい

う結果が出せたのも土壌診断に因るところ大だった・・・かも知れない。

今年は6.4haという 『とてつもない』 挑戦に震えが来るほど 燃える樂農庵である。

令和6年1月5日

2024年 今年の挑戦は6.4haの大規模栽培である。


昨年の2.2haから経験したノウハウはメモ書き多数で、整理を終えて正月1日より実行計画と予算書に取り組み


1月5日仕上げた。課題は刈取と乾燥そして手選別にあり、1,260万の栽培原価となる。大半が労務費である。


どう攻略するか?考えろ 考えろ 樂農庵。