※訪問下さりありがたう御座います。自作HPの為拙いですがよろしく。


 瑞穂大納言小豆 2025         なにせうぞ 
                                 くすんで一期は夢よ 
                                         ただ狂へ
    

10月2日 新スタッフ・小豆畑へ美女軍団参入

 晩夏より樂農庵スタッフに女子力2名が加わり、会社の雰囲気に変化が見えるようだ。

研修 研修で大いに大変そうである。誰もが『初めての取組み』に分からないことの不安から

緊張感と興味を抱く。トラクター研修でも『コチコチにハンドルを握り締め・視線は一点集中』の様子。

見ている俺の方が疲れる感じ。真剣さがそうさせるのだろうが・・・

エアコン・オーディオ 掛けて鼻歌交じりで快適に楽しみながら稼働させなさいって指導しているのだが

・・・。10月下旬からヘヤリーベッチ秋蒔き耕運4ha・小麦耕運8haを任せようと計画?思案?中の樂農

庵が居る。期待感大なり。 頑張れ!美女軍団!!   樂農庵2代目継承も視野に期待する俺が視

える。


9月23日 小豆の噺
春秋お彼岸にあんこ。 古来小豆の赤には邪気を払う効果があると信じられている。

『おはぎ』 小豆は萩の花に似ているのでおはぎ。夏はおはぎを夜船(よふね)、冬は北窓ともいう。 おはぎは米やもち米をつかずに造るから

(つき知らず)、夜は船がいつ着いたか分からないから(着き知らず)。 冬は北向きの窓から月が見えないから(月知らず)。

『ぼた餅』 ぼたんの花に似ているから春はぼた餅と呼ばれる。

なんとも風流な日本人の言葉遊びではないか。

樂農庵の小豆販売好調なり。

8月8日 瑞穂大納言小豆発芽状況
 7月25日播種の小豆、6月20日から降雨無く猛暑が続き工程通りに進んだ播種。7月17日少雨あり。

8月6日の夕立までマタマタの猛暑が延々と続いていた。通常発芽は8日で出揃うのだが、11日を要

した。畑の土は白くあくまで白くからっからの状態で、気にするのを超えて心配に変わっていた。

さぁこれからが『ヘヤリーベッチ』効果を期待する段階に入る。無施肥・雑草・害虫をどれだけ抑制し

てくれるのか?興味はあるが事業として捉えなければならない。

8月5日 瑞穂大納言小豆播種終了
 
7月24日から始めた小豆の播種最終日を迎える。8haの瑞穂大納言小豆の種蒔きを終えることが


出来た。ヘヤリーベッチの耕運から播種時の耕運まで、トラクター耕運を6回走らす。


ユニバーサルジョイント(ロータリーを回転さす軸)を2度も破損す。思えば今年の機械損傷は激しい


汎用コンバインのキャタピラーしかり、大きなものだけでも50万は超える。痛い出費である。


さらに、6月20日より連日の35℃以上の炎天下の基、ヘヤリーベッチ鋤き込み・枝豆・黒大豆・小麦


刈取り・小豆合わせて26haを強行軍での工程を消化して来た。俺たちの腕・顔が日焼けで茶色を越


してチョコレート色に光っている。頑張りの証拠と誇りを持っている。


今年の小豆は高温被害と少雨を見越して、潅水も視野に入れている。


小豆に水は禁句だったのが、温暖化による対応をする者が勝利者への道か未知か・・・。


2月13日 幕張メッセ 開幕
 
出展も残すところ1日となった食事画像が送られて来た。

喰っている表情から 『元気に頑張って楽しんでいるんだ』

って思い安堵する樂農庵である。

精一杯楽しめ!PRの経験を存分に積むんだぞ!

一回り大きくなって帰って来い!ご苦労様。


2月12日 幕張メッセ
 
いよいよ幕張メッセ『スーパーマーケット商談会』スタート。

出張しているスタッフから早々に、期待を持てる情報が

メールで逐一送られて来た。

頑張ってくれているスタッフに誇りを感じる樂農庵が居る。



1月28日 みどり戦略スタート
 
今年の黒大豆がスタートとした。11haの圃場に堆肥散布

開始す。 

『みどりの食料システム戦略』(環境負荷低減型農業)

の認定を取得せよと京都府から来社せり。

認定を取らなくても当社は以前から取り組んでいること

だが、奨められるままに申請へと判断する。

土壌に撒いた堆肥の色を見ていると春からの繁忙に血

沸き肉躍る樂農庵である。


令和7年1月11日  今年の小豆計画書完成

   小豆の計画書完成す。

    昨年の高温少雨に対抗する潅水可能圃場・半日蔭・湿地等と陽当たり圃場を鑑みて、場所や播種時期を決定
       
        す。 栽培管理に重点をおいた機械稼働回数・稼働時期まで見直し、細部にわたる計画をした。 

        播種は4条植えで 除草と日陰を摂ると決定している。

    収穫は例年の50%/10aと抑えて計上した。

    収入14,200,000円 肥料 農薬 人件費 間接経費計10400,000円、目標粗利益は3,700,000円である。

    樂農庵の大黒柱である瑞穂大納言小豆が昨年凶作に見舞われ、さらには資材高騰で今年の資金が枯渇状況

        に見込まれる。

    篠山の大手卸会社では、5,000円/kgで販売していると耳にする。

    樂農庵も値上げに踏み込まなくては経営が苦しい旨を販売先に説明して回り、皆さん『そらしょうがないわな』って

        言って下さり了解を取り付けている。

    見込み収穫50%に置いておけば凶作にも対処出来るのではなかろうか。といって油断せず・細部に気を配りなが

        ら着実に耕作しようと決意す。


令和6年12月  総 括

   8月の開花期、可憐な黄色い花が一番花2番花と次々に咲いていた。

   9月になると花から莢に成る『がく』という莢の赤ちゃんが消えていた。人間でいう『熱中症』で

     ある。この花期に潅水が必要だったと・・・今思えば悔しい。

    梅雨明けか35℃の高温が8月中続いて、そのうえ少雨の天候だった。例年のお盆を境に朝晩
 
     の気温低下を迎えること無く、高温は続き花は咲き続けた。

     さらに、10月下旬から11月初旬に莢が最後に膨れ終いを起こす時期なっても『熱中症』の小豆

     はパワーが無く、成熟しないで水分比18%という乾燥を迎えることになった。

     我が家の豊かな食生活を支える妻の『お富美農園』もニンジンの葉がいつまでも青々と茂って

     いた。黄色くなり始めたら収穫なのによく見ると白く可憐な花まで付けているではないか。

    ニンジンよお前もかと思わずには居られなかった。

    今年の酷暑に苦しめられた小豆畑『同志』への思いが滲んだ。今年の『お富美農園』は始めて

      尽くしが相次いでじゃがいもが土の中でとろけたり、トマトの着色が止まったり、キャベツの結球

      が遅れたり・・・みんな厳しい温暖化の中ででも懸命に生きて居る。

   俺の小豆にも『頑張っているね』って巡回時に声を掛けてはいたが・・・。

   あの時に潅水をしてやっていたら・・・と思うと・・・・ゴメンネ・ゴメンネ。

   『まさか?』小豆に潅水なんて思いもよらなかった・ゴメンネ・ごめんね。

   9,000kg収穫予定が4,000kgの結果とナリニケリ。

   ガキ百姓として大いに反省すべき1年であった。